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飛び立て青春!

昨日は残業で午前様でした('A`)

今日は…
昨日の残業中、ハイテンション過ぎて変な電波を貰った~~

自棄になってたんだよ多分…

若干ギャグ気味で。

異種間物かなぁ?












『飛び立て青春!』







「あ~。かわいいなぁ~。おめめぱちくりで、毛並みも良いし…。腹ばいになってるから胸が見えないけど、多分女の子だね。
欲しいなぁ~。わたしの所飲食店やってるしなぁ~。お母さん許してくれるかなぁ~。その前にお値段高いし…
大型かなぁ?大型ならあっと言う間にわたし追い越しちゃうしなぁ…。維持費もかかるしなぁ…」





とある異世界のとあるショップのとあるウィンドウの前で、一人の少女がベタっとガラスに同化するような勢いで顔を貼り付けていた。
そこに同じような年頃の少女が近づく。



「なんや、なのはちゃん、又見てるんか?そんなに動物好きならすずかちゃんから一匹もろうたらええやん?犬ならアリサちゃんもおるしな~」



「そんな事出来ないよ。わたしの小遣いでお洋服とか、食べ物とか厳しいし、それにお店してるから許してくれるかどうか…。
それに…毛の生え変わりの時期や発情期とか大変なんでしょ?」



「そうやね~。実際お金持ちしか飼えへんよな?それかブリーダーとかな」


「そうだよね…」



ガラスの前でため息を吐くなのはにはやてが同情した。




目の前にはなのはと同じような顔形をして寝転がっている猫が、なのはの気持ちを解ってないとばかりに寝息を立てている。
違うのはなのはよりも小さい事と、頭には可愛らしい猫耳が付いている事とお尻についている尻尾がグデっと垂れ下がっている事。
そして猫幼児用のパンツがちんまりとはかされている事だった。




此処、名も無き世界では人間と動物の見た目が余り変わらない。ちゃんと動物も人間の言葉が使えるし、意思疎通も出来る。
只、人より少しばかり頭脳が無く、ペットとしても飼えると言う事だ。ちゃんと野生もいるし、しつけをすれば賢くもなる。そこらへんはどの世界でも変わらないだろう。



種類の見極めはその種にあったチャームポイントがあるという事だ。猫なら尻尾と猫耳、犬なら犬耳。ねずみなら出っ歯と細い尻尾。ウサギなら長い耳と赤い目とか…。


人間と見た目が変わらないという事は二足歩行が出来るという事で、成長すれば大きくもなるし、女の子なら胸もふっくら、その、まぁ…。なんだ。大事な部分もばっちりなので、洋服も必須だし、食事も雑食。
野生なら生態系に乗っ取って捕食する。
人の食べ物のように加工されている物なら兎に角、言葉を話せるねずみを猫に与えると言うのは、人間が食べさせるには余り良いものではなく、命乞いする物を涙を呑んでまで出来るわけが無い。
ペットにするには必然的に食事は人間と同じ物になってしまうのである。



解りやすく言えば、子供を一人育てるみたいなものだ。小学生のなのはには荷が重いのである為、偶にガラスにへばりついてはぁ…。とため息を吐く毎日を過ごしているのだ。




「ま、しょうがないよな。ペットショップのもんはごっつう値段すんで、私らには手が出せへんしな。
かといって野生からとか捨てもんとかになると、手なずけるんの苦労するしな~。
自由を覚えてるもんや、一度裏切られたもんは二度となつかへん。それ位の知性はもっとる。
あきらめぇ~。アリサちゃん達ので我慢や、我慢。可愛がる分には何時でも出来るからな。犬も猫も触り放題やで?ほなそろそろ行こ、アリサちゃん達待ってる。遅い言うて叱られんで~。」



「うん、そうだね。ごめんね、はやてちゃん」



はやての言葉で気を取り直したなのはは、はやての背を追って住宅街の坂道を駆け上がる。



「ん?」



走りながら、ふと見た空の上…。何やら黒い塊がゆっくりと落下していた。
ハッとしたなのはが慌てて落下地点に向かって方向を転換する。



「なのはちゃん!!何処いくん!?」


「ちょっと待ってて!!直ぐに戻るから!」




あまり距離を置かずしてたどりついた其処に両手を差し出すと、ストッと収まるように落ちてきた其れは、
金色の毛で覆われていた。





     ・

     ・
 
     ・

     ・





「で、連れてきた訳?野性でしょ?親が来て攻撃されたらどうするのよ!」

「だってほっとけなかったんだもん…」

「可愛いね、何かの雛だよね?」



「まぁ、まぁ。あれ見たらアリサちゃんも連れてくんでぇ~。頭上でカラスが二羽戦ってんねん。
多分やと思うけど、さらわれたんとちゃうんかな?多分捕食の為やね。それで横取りされかかって手放した落ちやと思うで?
そのまま其処に置き去りにしたら勝ち取った一羽の口の中や。なのはちゃんの手の中に落ちた時気絶しとったって言うしな」




すずかの家のテラスのテーブルの上で、ガタガタと震えている金色の毛並みで覆われている雛がジッとなのはを見続けている。

背中に羽らしい羽は未だ出てなく、全体的に金色のふんわりとした羽毛で覆われている。顔は凛々しくも可愛い。胸は未だ出ていない為、性別はわからないが顔からしたら女の子の可能性は高い。




「まぁ、鳥って事ははっきりしてるわね。鳥は成長と共に変わるのが激しいから何の種類か判断は難しいけど…。
色だけ見たら鶏っぽいわね。どうするの?元は野生でしょ?飼うのは難しいわよ」


「うん…。暫く様子見て、大丈夫そうなら今度の休みに放しに行くよ。裏山なら安全…。とまでは行かないだろうけど、親が捜しているかも知れないしね」



わたしはなのはだよ、よろしくね。と指をそっと目の前に差し出す。



「な…のは…?」


ブルブルと震えたまま、恐る恐る匂いを嗅ぐように指に顔を近づけると、


「なのは…。わたし…。食べる?」


と顔をひょこっとそれは傾けた。




「「「「うわ、可愛い!!」」」」



犯罪的に可愛いその生き物に、鼻血が出そうになりながらも、首を左右に振り否定の意を表すなのは。



「大丈夫だから、二、三日わたしの家で休んだら、お母さんの所に連れてってあげる。何処から来たか解れば一番なんだけど…」


「おかあさん…。皆…食べられちゃった…。わたし最後の一羽…。何処にも行くとこ…。なのは…。わたし…。捨てる…?」



差し出した指から伝ってなのはの腕にヒョコヒョコと飛び乗った雛が、トントンとグラつきながら首を傾げ悲しそうに再度問いかける。



「そうなんだ…。どうしよう…。飼うのは…」


「私の所は駄目だね。猫が居るから…」


「あたしが面倒見ようか?痛っ!!」



言いながら指を差し出したアリサに素早く噛み付く雛。はやてにもそうだった。




「駄目やね~。鳥やからな~。元々野生やし、警戒心強いはずやし、なのはちゃんの手の中で意識取り戻したしな~。刷り込みしたかもしれへんな~」



「あ~。生まれたてって感じだからね~。親とは言わなくてもそれはありえそうだね。懐いちゃったみたいだし」



なのは、なのはと鳴きながら肩に向かってトントンと跳ねる雛。顔に近づくとスリスリと頬を擦り付けていた。



「ゔぅ~。可愛いよ~。どうしよう…。思い切ってお母さん説得しようかな?」

「大丈夫や無い?鶏なら毛の心配ないし、発情も何とかなるやろ?それに朝起してくれるで~」

「病院ならあたしの行きつけ紹介してあげる事も出来るわよ。少しは安く出来るしね」

「維持費無理なら私たちで出し合う事も大丈夫だからね、なのはちゃん」




「う~ん…。決めた!飼う事にするよ!何とか説得して。お金なら大丈夫。自分で育てるんだもん、
自分の力でってね!この子が良いならってだけどね」



決意を決めたなのはは、雛にその旨を伝える。



「ほん…と…?なのは…?」


肩の周りを跳ねていた雛は世界で一番の笑顔を見せた。





~~~~~~~~~~~~~~~









時は流れて…











~~~~~~~~~~~~~~~~~






「助けて~。はやてちゃん!!」




中学の制服姿も見慣れたなのはが、半泣きになりながらはやての部屋に駆け込む。


「な、何や何や!?」

「お願い、かくまって!!」




はやてが吃驚しながら机から振り向くと、ドアに鍵をかけながら汗の光る額を擦り、慌てるなのはが居た。




「何やねん。ずいぶんと失礼とちゃうん?チャイムも押さんと勝手に入ってきおって…着替えてたらどうすん?他に幾らでも行く所あんやろ?」



「だって、一番入りやすいんだもん。アリサちゃんやすずかちゃんとこだと、門から家に入る前に捕まっちゃう!着替え中でもはやてちゃんなら何とも思わないでしょ?」



「私かて女の子や!恥じらいもあんねん!はぁ…。門からって…。又フェイトちゃんか…。ええかげん諦めたらええんとちゃうかな?」


「だって…」


「だってって…。嫌いなん?」


「嫌いじゃないよ!好きだけど…。未だそういうの早いって思うし…。それにこんなになるって思ってなかったんだもん…」



「まぁ、関係はどうであれ、良い物件と思うけどな。フェイトちゃん従順だし、将来有望やで?才能も…。もしかして人よりあるんとちゃうん?」



「でも…」



「いや~。なのはちゃんがあそこまで育てたって事が吃驚やな?普通、人には懐かん種や。居ないんとちゃうん?一般人でそこまで懐かせた人って」



「は、はやてちゃんだって悪いんだよ。鶏だなんて言うから決意したのにっ!今では違う意味で朝早起きなんだからっ!責任とってよね!あっ!窓、忘れてた!!鍵、鍵!!」




なのはが慌てて窓に近寄ろうとした時、その窓が開きバサッと大きな影が部屋の中に降り立つ。
ヒラヒラと黒い羽が二、三枚床舞い落ちた。



「なのは。何で逃げるの?一緒にお風呂入ろうって言っただけなのに」

「にゃ!ふぇ、フェイトちゃん!!だ、だから後でって…」


「学校帰ってきてから未だ入ってないでしょ?汗もかいてるし、冷えて風邪ひいちゃうよ?ほら、早く」

「だ、大丈夫だから…」


「背中流してあげるから。ほら、夕方になっちゃう。何時までもそこにいるとはやてにも迷惑かけちゃうでしょ?」




口調は凄く優しい物だが、なのはを見つめるその真っ赤な目は、猛禽類を呼び起こすような鋭く狙っている瞳。


素早い動きでなのはを腕の中に閉じ込めると、バサッと大きな羽を二、三度。その姿は窓の外に浮かび上がった。



「あ~。フェイトちゃん…。なのはちゃん…食べるん?」



昔、目の前の影も形も似通ってないブルブルとした者から発せられたのと同じ口調でおちゃらけたはやてに、




「食べる?もちろん!私にとってなのははツガイに成りえる人だもの。当たり前」



金色の長い髪をなびかせ、凛々しく誰もが惚けるくらいの美女になった其れが、含み笑いをしたかと思うと、



「だからいい加減、覚悟してよ、なのは」


「にゃ~~!!」



なのはの叫び声と共に、その姿はあっという間に見えなくなる。




「まさか、鷲とはな…。あんな黄色い雛なんて誰もが鶏と思うねん!鷲とは思わんよ…。刷り込みも…。
もしかして最初からそう言うつもりやったんかな?フェイトちゃんって。

まさかな…。嫌、猛禽類やし…。ありえるかも解らんな~」



ご愁傷様と誰も居なくなった空に、はやては再度ため息を吐いた。



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