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飛び立て青春!そのろくてんぜろ

この物語を、初めて読むお方は此処読んでから~→クリックだぁヽ( ゚д゚ )




鷲フェイトさんが続いてしまった∑(゚Д゚;)
6.0ですわ。続きは明日6.5として投下します。
これ、三姉妹の様にカテゴリ分けした方がいいのかなぁ…?


フェイト先生も完結させたいんだけどなぁ・・・
難しいわ…。一度見に行きたい衝動にかられるよ。オペ室を!!















『飛び立て青春!そのろくてんぜろ』









バサッ、バサッ!ヒュ~~!!

東の方角から空が白くなり始めた頃、一軒の家の二階の窓が開き、黒い大きな影が上空に向かって急上昇する。
三度、四度。屋根の遥か上を旋回したかと思うと、それは音も無く滑るように(ry


主はとても優しくて優しくて、大事に私を育ててくれたんだ!あの時は小さな…。本当に小さな雛だったけど…。

もうこんなに大きくなったんだよ?そんな私の一番の夢は…。




―――もちろん、主、なのはをツガイにする事!!




















「むっ……。むっ…ちゅ~~~~~~…」     ……バシッ!!



「………」




「……痛いよ。なのは…」




寝込みを襲おうとしたフェイトへの張り手。もう数え切れない程見飽きた高町家の毎朝の光景である。
その後、ベッド脇でシクシクと頬を触りながら正座する一羽の鷲が居るのも。





「もう!何回言ったら理解するのかな?フェイトちゃんは!!」

「だって!」



「だってじゃありません!解っててワザとやってるよね?小さい頃から物覚えが良かったし、
今ではわたしよりも勉強出来るって知ってるよ?
フェイトちゃんの世界だけじゃなくて、わたしの世界の事とかも」



「だからっ!」




「だから何?毎回毎回言ってるよね?女の子はデリケートなんだって。
わたしはそんなに傷つきにくいと思ってるのかな?」




「ち、違うよ!違うけど…。でも…。だ、だってなのはがいけないんだっ!そんな可愛い顔して寝てるから!
それに私だって毎回毎回叩かれて、なのはが思ってる程、体そんなに強くないんだよ!」




「わたしのせいなの!?わたしは普通に寝てるだけなのに、フェイトちゃんがい~~っつもそんな事するからじゃない!」



「だってなのはが許してくれないからじゃないか!」


「だってじゃないってば!まだ早いって言ったよね?」





「で、でも、そう言ってもう随分経つんだよ?そうやって何時も誤魔化して、お風呂も入ってくれないし!」




「だから言ってるでしょ?わたしはまだ学生なの。そう言う事は大人になってからねって。
何も一生しないっては言ってないでしょ?解るよね?フェイトちゃんは良い子だもんね」





顔を赤くして、握りこぶしを作り正座しながら憤慨しているフェイトに、苦笑いしながらなのははその頬に手を滑らせ、穏やかな笑顔で頬を擦る。



何時もの日課。何時もの…。そうしてこれで終わり。
それでフェイトは納得しないながらもその笑顔に何も言えなくなり、約束させられるのだ。
次の日にまた簡単に破ってしまう約束を…。






「良い子良い子って!私はそんなに良い子じゃないよっ!なのはっ!」

「フェイトちゃん?」



だが、今日は何故か勝手が違った。






「何時も何時も待たされ続けて、ムードがとか早いとかっ!一体何時になったら!――っ」





勝手に口から出てくる言葉に、自分自身呆然としながら思わず手で口を押さえた。
傷つけたかと瞬間項垂れ、なのはから目をそらす。
なのははなのはで何時もと違うフェイトの様子に、首をかしげながら手を顎に当てた。





「ん~~??どうしたの?フェイトちゃん?発情期かな?今まで上手くコントロール出来てたと思ったんだけど…。
どうしようか…。我慢出来そうも無いならパートナー…」




「なのはっ!!」

「きゃ!」





なのはの言葉にカッとなったフェイトが、なのはに飛び掛りその両手を押さえる。
あっという間に、なのはは俗に言うマウントポジション状態に陥っていた。





「ほんとにそう思ってるの?なのはっ」


「う…」



「私がなのはの事、どう思っているか知ってるよね?」



「う…う…ん」




「拾われてから今まで。幼少の頃よりずっとずっと大好きだって言ってきた。それこそ三度の食事の頂きますより数多くだ。
そりゃあ雛鳥の頃の大好き言葉ってのは、なのはにとっては可愛い物かもしれない。
でもね、成鳥になってからはその意味が違ってきている事はなのはも解っているはずだよ」




「……うん」




何時もとは違った猛禽類特有の鋭く光る目に、なのはは逃げられないと感じる。





「それに私が言ってるツガイって言葉も…。なのはには解っているはずだよ。
それなのに、その口からなんでああ言う言葉が出てくるの?」



「………」



「答えてよ、なのは。今までは私もなのはに逃げ道を用意していたからね…。
私も無意識に逃げていたかも知れない。でもね、
でもっ。もう逃げないよ、なのは。私は逃げないっ」




「――っ」



「答えて!なのはっ!」



「………」



「なのはっ!」




おちゃらけていた何時もと違う真剣な表情で、真っ直ぐなのはを見つめる眼差しに、
なのははフゥ…と息を吐いて




「知ってるよ…。何もかも。フェイトちゃんがわたしの事どう思ってるかとか、何を心配しているかとか、流石にああ毎日アタックされ続けていたらね…。
それに…フェイトちゃんの逃げている問題も…ね…」




とゆっくり吐き出した。





「なのは…」




「勘違いしないでね。それが原因って訳じゃあないんだ。同じ事かも知れないけどね…。
わたしが逃げているのはね。フェイトちゃんの未来だよ」


「………」




「フェイトちゃんが思っているのとは違う未来。
わたしはね、わたしがフェイトちゃんを縛り続けるのって…。何か違うかなって…。
フェイトちゃんは大空で…。何のしがらみも無く…。自由にって…ね…。
もともとは野生だったんだから、わたしなんかが…」



「なのはっ!」



「だってね。窮屈でしょ?わたしは知ってるよ。直ぐにでも野生にってフェイトちゃんが思っている事も…。その脇にわたしをって事も…。
でもね、現実問題、わたしはフェイトちゃんの故郷では住めないんだよ。飛べないしね…。
フェイトちゃんがご飯を調達してこれば、わたしを抱きかかえて移動すれば、何の問題も無いって、大型動物に襲われた時も私が戦えばって…。
フェイトちゃんならそう言う事も知ってる。でもね、重荷になりたくないんだ。
だからね、これはわたしのワガママ」




「なのは…」


「だからね…フェイト…」



「なのはは何にも解ってない…。解ってないよ…」


「フェイトちゃん…?」




「確かに野生にって思ってたよ。その時にはなのはもって…。でもね、そうじゃあ無い。
そうじゃ無いんだ、なのは。
何処に居たって、なのはが居なきゃ意味が無い。なのはが私達の世界で、私に気を使って。
そんな事は百も承知さ。それをね、解ってて続行する程、私もバカじゃない。
だってそんなのって、なのはが幸せになるわけないじゃないか。
なのはじゃなきゃ意味が無い。ツガイはなのはじゃなきゃ…」




「フェイトちゃん…」




「だからね、逃げないよ。もう逃げないんだ。なのは、今日は悪いけど、学校休んで。
一緒に来て欲しい所があるんだ」



「あ、フェイトちゃん?」





フェイトはなのはを立たせ、パジャマの上からタオルケットを巻きつけると、
その姿を抱え窓から飛び出した。



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温敦(おんとん)

Author:温敦(おんとん)
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でも、素人かつ文才が無いので、SSは出来るのか不安・・・
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