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恋のinformed consent after②

くっそ。ドラッカーで不覚にも泣いてしまったぜ…orz

年を取ると涙腺が脆くなってしまいますね。
青春と言う物は、一体何時この手から零れ落ちるのでしょうか?

何時までも、青春を名乗っていたいですね。

さて、3万hit御礼。今宵で最後となりました。
皆さんの訪問で此処は成り立っています。

有り難う御座いました。<(_ _)>

明日の拍手返信をもちまして、てびちぃ~ずは閉鎖させて頂きます!




ではなく。
1週間程お休み頂きます。
ネタ切れ満載なので、頭の中リフレッシュさせて下さいな~。

それではノシ









『恋のinformed consent after② 御礼』











「はい、もしもし…。大丈夫なんだってば、もう…。
すずかちゃんだけじゃなく、はやてちゃんまで。
そんなにわたしって、信用ないかな?はやてちゃん。はやてちゃん?」



手にかけた携帯を耳に当て、すかさず言葉を発する。気に掛けてくれるのは嬉しい。
心配してくれるのも力になる。
他だからじゃない、幼少の頃から近くに居た三人だから尚更。


だからこそ…。だからこそ、心配かけない様に振舞うのも尚更。



少し呆れた様に、明るく声を出すと、相手の声も聞かず、一気に話し出した。




きっと、はやてちゃんが返す、最初の一言は解っている。
なんや、思ったより元気そうやな。


決まってる。絶対そう。その返事を確認する為に、はやてちゃんに呼びかける。





ノイズが掛かって、中々聞こえない第一声に、耳に当てた携帯を更に強く当て、ハァ…と溜息を吐く。





「はやてちゃん?又、使われていない、オペ室のルームからかけて無いでしょうね?
幾ら院内携帯で、余り支障が無いって」


「なのは」


「―――っ!」



「なのは、聞こえる?もらった携帯だから、余り電波が入らないんだ。元気してるかな?」






あぁ、強く耳に当てなければよかった。
意識して無い分、頭の中が聞きたかった声で一杯になる。


頑張って建てた堀や外壁があっという間に崩れていくのが解った。





「フェ…イト…。ちゃん?」

「なのは。あぁ、よかった。聞こえてるみたいだね」

「フェイトちゃん…。フェイトちゃん!フェイトちゃん!。フェイト…」

「なのは、大丈夫?なのは…。ごめん…かなり心配かけたみたいだ」


「もう、バカ。なんでっ!」

「なのは、今どこ?」

「マンション…」


「マンションに居るの?丁度良かった。ベランダ、出てみてくれる?」

「良いけど…。何故ベランダに?」

「良いから、出て、空をみて」



そう言われたから。言いたい事は沢山あるけれど、素直に応じた。
長い位、時が経ったとさえ感じる、久しぶりの会話で喧嘩別れなんてしたくなかったから。




「出たよ…。見たけど…」

「今、どうかな?そこは青空?」

「うん、雲一つ無い晴天だよ。なんで?」



「此処も晴天なんだ。離れていてもね、何処にいても、空を見ればなのはと繋がっているって。空は何処に行っても繋がっているって。
私が戦場で、苦しくて、寂しくて、それでたどり着いた答え」



「何それ…。バカじゃないの?」

「あ~。これでも結構見つけるのに、苦労したんだけどなぁ~。解ってよね」



グスっと泣き出してしまった鼻を、ばれない様にすすりながら、
あっけらかんと話をするフェイトちゃんに憎まれ口を叩いた。


わたしだけ、寂しいなんて悔しいから…。





「そしたらね、大きく息を吸って、目を閉じて。太陽で照らされた空気を思いっきり吸い込むの。
どう?私と同じ空気を吸っているんだなぁ~って。そしたらね、胸が一杯にならない?
私の事、感じられないかな?」






もう駄目。限界だった。

それを、忠実に実行して、その上、耳からはその本人の声が身近に聞こえる。



そんな状態で残酷な行為。今のわたしにとって、十分に虐待になりえる行為。









「フェイトちゃん。会いたいよ、フェイトちゃん…。今すぐ会いたい…」

「うん、会いたいね」




「――っつ!!」

「感じられた?私も…会いたかったよ。なのは。ただいま…なのは…」


「…何で。ここ…に…」





持っていた携帯の手を思わず離した。ガチャンと音がして、携帯のカバーが落ちた衝撃で外れ、
中の電池が飛び出した所まで視界に入る。



背中から回されて、私のお腹の中で交差するその手は、かなり日に焼けているけど、
間違いなくあの人の手。


後ろから漂うその匂いは、狂うほどに渇望した、間違いなくあの人の匂いだった。


思いっきりその囲いの中で反転して、眉間に皴を寄せる。



「に、臭うかな?之でも、此処に来る前にコインシャワーできちんと洗ったつもりなんだけど…。
現地では何とも思わなかったけど、空港に着いたら酷い匂いと格好だって気付いちゃって。
これじゃあ、なのはに会うのは失礼だなって」



「もう…。バカっ。バカだよ…。フェイトちゃんは…」



洋服の襟元を両手で握り締め、思いっきり引き寄せると、フェイトちゃんの胸にボスっと音が出るくらい顔を埋め、わんわん泣いた。




「会いたかったね…」

「バカ…」



「寂しかったね…」

「バカ…」



「辛かったね…」

「バカ…」




「よく…。頑張ったね…」

「……。…バカ」




フェイトちゃんは相変わらず泣きながらバカバカ言ってる変なわたしの背中を、
優しくさすりながら声をかける。





「これからは、ずっと一緒だ。これで堂々とアリサから連れ去る事が出来るし。

……愛してるよ、なのは。私と、結婚してくれませんか?」



さすった手で、強く抱きしめたフェイトちゃんの言葉は、
わたしの耳元で今までに聞いた事無い甘い声で響いた。






この日、フェイトちゃんが帰ってくる事をあの三人が知っていて、
わたしが帰宅した事も休みを取っている事もフェイトちゃんが知っていて、
しかも、全て三人の差し金とそれに乗ったフェイトちゃんに、わたしが激怒した事も。

泣きながら今まで以上に盛り上がって、すずかちゃんの控えるようにと言った
言葉の意味をやっと気付いた事も。

そして、フェイトちゃんの身体に沢山の傷を発見して、わたしが再度泣き出してしまった事も。



―――今となっては素敵な思い出。




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ジャンル : 小説・文学

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でも、素人かつ文才が無いので、SSは出来るのか不安・・・
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