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突然の訪問者

前回のエントリーに書いた物。

晒してみようかぁ~
とか思って。あ~だめだ。何だか地の文が上手く書けないね。

なのふぇいさんではないので、今の所カテゴリは未分類で。
増える様になったら、何時かは、はやてさんカテゴリがお目見えになるやも知れません。


あ~。もしかしたら…消すかも('A`)

はやてさsん。カッコイイはやてさんは何処に~~








『突然の訪問者』






「はい?誰でっしゃろ?」

海上警備部捜査司令室の頑丈なスライド式ドアを、ご丁寧にノックをする音が聞こえ、
はやては首をひねりながら声を出した。


いくら親しみやすい性格だからとはいえ、肩書き上尋ねる人は前もってアポを取り、時間になるとリインが引き連れてくるのが何時もの事であり。

例外な真っ先に顔が浮かぶ親友二人は、扉の前に立つと頭の中に入って良いかと声が響き、
二人の仲に何かトラブルがあった場合は否応無しにいきなり扉が開くのが常。




家族もまたしかり。






このようにご丁寧にノックの音が聞こえてくるなんて久しく、はやては今日は誰も訪ねてくる人なんて居ない事を頭の中で瞬時に抜き出しながら首をひねった。

隣の昔あった小さなデスクより、かなり大きくなったデスクを横目にしながら、デスクが空席なのもついでに確認する。



はて?リインは船やしなぁ?と思いながら取りかかっていた膨大な書類の上にペンを置き、
目頭を一、二度指で押さえ大きく伸びを取ると、背筋を伸ばしながら、今解除しますと声をかけたと同時にドアのロックが外れる音がし。







「お疲れ様、はやて。今、お時間有るかしら?」


「カリムやないかい!」






時間を置かずスライドしたそこから顔を覗かせた人は、はやての直属の上司にして友人のカリム・グラシアだった。






「どないしたん?此処に来るなんて珍しい事もあるんやね。何か問題でも起こったんか?」





自身の根城から出る事が無い友人の訪問に、あわてて椅子から立ち上がるのを
カリムはゆっくりと首を振り、






「何も無いわよ。特上の紅茶が入ったからお裾分けでもと思ってね。
勝手が違うからよく解らないわ。申し訳無いけれど入れてもらえるかしら」






それに対して、お裾分けってそないしても…。と続けるはやてに微笑みながら有無を言わさず、懐から高級そうな小さな缶を取り出しテーブルの上に置くと、ソファーにゆっくりと腰を落した。














「思った通りおいしいわね。こんなにおいしいならクッキーでも買ってくるべきだったかしら」



納得のいかない様な、¥何とも言えない顔で、渋々はやてが入れた、程良く湯気の立ったティーカップに鼻を鳴らし、一口飲むとホウッとため息を吐くのを眺めながら、
とりあえずはそれに習おうかとはやても一口、口に入れる。










「シャッハはんに叱られる事はしてないやろうね」





含み笑いをしながら入れたものを飲み干すと、間髪いれず軽いジャブ。







「あら?私の事は良いのよ。それより、はやて。貴女、結婚に興味はないかしら?」





それに対して返ってきた返答に、二口目を入れようとして盛大に噴き出した。











「な、なんや?これの為に来たん?見合いならノーサンキューやで?」

「そんな事はしないわよ。私が持って来なくても、他に沢山誘いはあるでしょ?」



「まぁ…。リンディさんとかなぁ…。自分の娘はもう親友と家族作ってるし、息子は所帯持ってしもうてるんで、レティ提督と束になって…。
あまりしつこくは無いから助かるけど、敵わんわぁ…」


「そうね、あのお二人も本気では無いと思うし、楽しんでるだけだから余り気にしない方が良いと思うわよ」


「なおさら、太刀悪いっちゅーねん…。それで?本題は何なん?」



「だから結婚」


「は?はぐらかさんといて」



「あら?本気よ。ヴォルフラム、乗るんでしょ?」


「そうやね。今リインが調整の具合見に行っとるよ。私も戦艦持ちになったちゅー訳やね。
これで将来安泰や」








カリムの真意が見えず、紅茶をもう一口すすりながら、はやては軽口をするも
カリムは優雅にカップを置くとこう言った。







「帰ってくる場所が欲しいと思わない?」


「有るやんか。シグナムかてシャマルかて。ヴィータやザフィーラもいる。リインやアギトだって。最近はお弟子さん達も増えてなぁ。大所帯やで?」



「良いのよ。体は何処だってね。私が言ってるのは心」



「何が言いたいん?」



「拠り所っていうのかしら?はやては結構な年上じゃないと甘えられないのでは無いのかと思ってね。私では駄目かしら?と」


「なっ。何言うてんねん。いきなり…冗談も…」

「そもそも私が冗談を言える人と思って?」




傍から見たら、世話好きなお姉さんが、可愛い妹に、軽口を叩いている。
だが有無を言わさない雰囲気があたりに立ち込めているのをはやては感じていた。






「………」



「別に・・・・・・。私だって教会から出れないから、そうそう簡単にはやての所になんて来れる訳もないし、大変なのは承知。
毎日聖王教会へ顔を出しなさいなんて野暮な事は言わないわ・・・・・・。
只、気持ち的に、どうにもならなく成った時って、はやて、何時も・・・」




「カリム。止めて~な」





雰囲気の変わったカリムの話に、はやては苦渋と悲しみの入り混じった表情でそう返し…





「ごめんなさい。言いすぎたわね…。中々難しいわね、特に自分の問題でなら貴女は変に頑固だから・・・。
大切な人達の為なら素直だけど、少しはその素直さをもう少し上手く使いなさいな」


「い、いや・・・こっちこそすまんかった。ふぅ・・・。そんな事は無いでぇ~。
私は十分に素直やと思うてるよ。姉さんこそ大概に意地悪やと思うけどなぁ~。
あんま私を困らせんといてや」


たのだが、急に力を抜いたカリムの発言に、はやては毒気を抜かれ、頬を掻きながら苦笑いをかく。





「それだけ、年を取ったって事よ。若いって良いわよね。色々しがらみも多いけれど、
貴女の親友達にはそのままでいて欲しいわ。もちろん貴女もよ、忘れないで」


「なんや、それ。姉さんも十分若いやろ?」




「但し。無茶はしない。心配して待っている人が、貴女が思っているより沢山居る事も忘れないでね。地上に居る時に、その気持ちは、貴女でも知ってるでしょ?
あのやんちゃな子は毎日って言う程、空に居るから。
そういう子は得てしてそこら辺は自分できちんと意識付けるけれど・・・。




たま~に空に飛んだり、海に出たりする子は、妙に張り切りすぎちゃう時があるから。
お姉さんからの忠告。それじゃあ」




あまり時間がないの、とでも言うように、カリムは素早く立ち上がると、一つ背の低いはやての頭を撫で、
海を駆け回っている気の慣れた親友が、同じく空を駆け抜けているやんちゃな子を諭す時を彷彿させるような笑顔を見せた後、その姿を反転して入ってきたドアを戻っていく。






「あ、やっぱり、貴女素直じゃないわよ。あんな表情、私が引き出した訳でもないでしょうに」




そんな捨て台詞を残して…。
















車…?って事はお忍びか…。まったく…、又、貴重なレアスキルを私用で使いおって…。
ねぇさんこそ、大概に素直やないでぇ~。なんて思いながら。





「あ、あかん。なのはちゃんがフェイトちゃんのお小言に逃げるのも解るような気がするわ。
あないな顔なんて反則や。なまじ本気で心配してるから尚更たちが悪いし…」








窓際に立ち、オットーとディードらしきポンチョを着た人物と、ボロ車に乗ったカリムの姿を、口を手で押さえながら眺めているはやての顔は、見たことも無い位真っ赤に染まっていた。




テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

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