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すいません、すいません。

半年も放置して、書く書く詐欺をしてしまい…。
私事がバタバタとしてました。
温敦の入院から、身内の入院、母の事故、友人の訃報とかね…orz
もう、厄払いした方な良いんじゃね?的にそれはもう立て続けに…('A`)
気分的に、今はもう書いても内容がダークになるだろうなと控えていました。

母も大事には至らずやっと落ち着き、今は平常に戻りつつなっているので、やっとこさ重い腰を上げてしまえと。
ほんと、長い間書いてないので、リハビリ的に一本。

もう、来る人も居ないだろうなと思いますが、ひっそりと上げておきます。
題名思いつかんので、無題で












ストッ。





帰宅する為に近づいた正門横の隙間から、何気なく聞こえてきた音に振り向いた。
もっとスパーンとか、カコーンとか。
ど派手な音が聞こえるんだろうなと、自分勝手な想像をした事位しかないその競技?に興味は無かったのだけれど。


初めてなのに、凄いね…。後二本で皆中だよ。とぼそっと聞こえてきた声にへぇ~と何となくその顔を見たくなったのが原因。

丁度、なのはも任務が終わりそうで、このまま家に転送する予定と連絡が入ったし、
後二本位ならなのはの家に着く時間にぴったりになるだろうと頭の中で計算していると、
目の前を迷いも無く的に吸い込まれていく一本が横切る。





「へぇ~。軌道一直線ってこの事だね。残像が残るくらい気持ちよく真ん中だ。
これは放った瞬間に命中するのが判る類だね」




最後の一本。


話に聞いた事は有るけれど、これが中々難しいらしい。欲とかプレッシャーとか。
色々な物が少しでも混ざったりするとあっという間に外すらしいし、技術よりも精神面が試される物とか聞いたりもする。

ましてや初めてとかさっき聞こえたし、ビギナーズラックか素質か。
さて、お手並み拝見と的に向かっていた顔を射位に向けて…






「えっ」






と思わず声が出てその姿に呆然とした。











やや俯き加減で、目を閉じて足踏み。


少し息を吐き出したのか、無駄な力が抜けていくのが判る胴造りをへて。


目を開けて、背筋がピシッと伸びて弓構え。


視線を的に真っ直ぐに向け凛とした表情とその雰囲気を纏い、
弓と矢を持った両腕を上にあげたかと思うと、一連の無駄な動きも無くその場の時間が止まったようにさえ感じる打ち起しから引き分け。









呆然って言うのは言い間違いか。見惚れていたと言った方が正解。
ほぅ。と思わず溜息が漏れる。




傍にはやてが居たら、

「なんやぁ~。フェイトちゃん、恋にでも落ちたんか?浮気か浮気。なのはちゃんに叱られんでぇ~」

なんて絶対突っ込みが入るんだろうとその場に居ない親友にほっとする。







そして、その弦がギリギリまで開ききって、会になる。






瞬間に頭の中に響いてきた、








「フェイトちゃん。ちょっと待っててね。直ぐ終わるから」








声に現実に引き戻されドキッとした。








時を置かず 離れ。





目の前を先ほどと同じ様に一直線に矢が放たれる。見なくても判る、これは真ん中だ。
それに正規の部活生が歓声を上げているから皆中だろう。





それよりも、私はその放たれた場所に佇む一人の女性の残身に目を奪われ、その視線を的に向ける事が出来なかった。









意志の強き青い瞳。


柔らかそうな栗色の髪。


そして、相変わらず集中すると途端に纏わり付く凛とした雰囲気。



右利きなら良かったのに…。そしたら後ろ姿しか見れなかったのに…。





「でも、どっちも一緒か…。後ろでも前でも。表情が見れる分、前の方が強烈だけれども…」





傍に駆けつけた顧問らしき先生に苦笑いしながらペコペコとお辞儀しているのを見た後、
傍のブロック塀に背中を預け胸を押さえた。



「勧誘されてるのを断っているんだろうね。君も罪作りな人だ…」



きっと今の出来事は、私の胸の中に残心となって一生残るだろう。
胸を握り締めたまま、空を仰いで駆け寄ってくる足音を耳で追いかけた。










~~~~~~~~~~~~~~~~~~










「どうして、あんな所に?家に飛んだんじゃなかったの?」

「にゃは。思ったより早く終わってね。フェイトちゃんビックリさせようと思って学校に。
そしたら教室行く前に弓道部の子に、新人勧誘期間中でお試しできるよって聞いてね。
今日の任務でちょっと気になる事があって、何かヒントになるんじゃないかな?って。
丁度弓道部って正門横だし、フェイトちゃんが通るの判るからそれなら大丈夫かなってね」



「そっか。それでヒントもらえた?それに勧誘されたでしょ?」

「うん、何となくだけどね。勧誘はされたけど、もちろん断ったよ。でもしつこくなりそうかも…忙しいなら助っ人でもって言う位だから。
でも、それは真剣に学んでる子達に悪いでしょ?だからそれはもうすっぱりと!」


「フフ。なのはが管理局員でよかったよ…。此処にまでミッドの様なファンが増えたらたまんない」




左手を上に突き出してすっぱり!と先に歩いているなのはが



「何?何か言った~?」



と振り向きざま首を傾げてくる。





「ううん。なのはの事、好きだなぁ~。ってかみ締めてたの」

「にゃ!い、いきなりズルイ!フェイトちゃんっ!!」






顔を真っ赤にしながら、スタスタと早足になっていく。きっと微笑んでいるだろう後姿に、








「ズルイのは君の方だよ」






と微笑み返した。


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温敦(おんとん)

Author:温敦(おんとん)
基本なのフェイなのすきー
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でも、素人かつ文才が無いので、SSは出来るのか不安・・・
リンクフリーです。一言頂ければ張り返しに伺いまっせ。

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