FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

構築するもの 後

これ、完結かと思いきや、後日談あります…_ノ乙(、ン、)_

暴走・・・orz

何で、すっきりまとめれないかなぁ・・・('A`)






















「いや!!」

「――っつ!」



あからさまな拒絶。腕の中でなのはが私から抜け出そうともがいている。
分かりきっていた事だけど、こうもはっきりと目の前にされたら結構心にダメージがあって…。


予測してなかったら呆然として案外簡単に抜け出せれただろうな~。
なのはってば、ああ見えても結構動きも素早かったりするからな~。
とかなのはに拒絶された事を楽観視するなんて、全然違う思考が頭の半分を埋めているのも結局は私がダメージから逃げようとする弱い部分なんだろう。



過去の私ならその志向が100%も占めていて、楽観視どころか拒絶された事自体…。
いや、拒絶されたくない為に此処には来なかったはずだから…




だけど、今の私は違う。違うと思いたい。その為に、小さい頃の私より強くなる為に、一生懸命前を向いてきたと思っている。

リンディ母さんやクロノ。はやてにアリサにすずか。何よりなのはに助けられて此処まで大きくなったんだ。




それを返せるのは今だって心の何処かで警鐘がなってる。
返せるまでに10年以上も時がかかってしまったのは、我ながら失態だったと思うけれど…。



ピンチはチャンスに。




今日のこの拒絶を物に出来れば、なのはをもっと近くに感じる事が出来る。
なのはをもっと幸せにする事が出来ると思ってる。まぁ、自己満足かも知れないけれど…。
現にこうやって拒絶してるしね…。


逆に、物に出来なければなのはとの永遠の別れが待っているだろう。私もなのはも、別れた後に友達として付き合うなんて器用な真似は出来る人では無いから。
だから、今まで躊躇したってのもあるし、もう一つの原因を克服する為に時間がかかったってのもあるし、私がヘタレだっただけでは無いと思いたい。




って事はおいといて…。





さて、なのは。なのはもだけど、私も案外しつこい性格だって知ってた?









「レイジングハート!!」



なのはがもがきながら愛機の名前を呼ぶ。きっとレイジングハートは落ち込んでいるんだろうな…。
一度、人だったら今どんな表情をしているか見て見たい欲望にかられる。
きっとバルディッシュは若干ドヤ顔をしていることだろう。


後でバルディッシュと二人で叱られる事にしよう。バルディッシュと二人で決めた事だからバルディッシュも納得してる。だからね。今はあなたの主人を優先させてね。


なんて事を思いながらこっちも自身の愛機の名前を叫んだ。







「フェイトちゃん!何でっ!」


「逃がさないよ、なのは。この為に長い間練習を積んできたんだ。なのは、ごめんね。
今日は、なのはの事、壊そうと思う」




なのはの傍で漂っていたレイジングハートを捕まえると、バルディッシュと一緒に最大限の力を使って遠くに放り投げた。
なのはの身を守る事に関してはピカイチ。私も絶対の信頼を置いてる。
だけれど、それが敵に回ると一番の厄介事。後はバルディッシュがどれだけそれを抑えられるか。
その間に私がどれだけなのはを壊せるかにかかっていた。






「フェイトちゃん!―っ、レイジングハート!」


「聞いてなのはっ!レイジングハートの事、責めないでね。多分だけど不可視魔法も防御結界を壊されたのも、ギリギリまで解ってなかったはずだから」

「そんな…。どうして!」



「この時だけはね、最大限なのはの事に集中するの知ってたんだ。防御結界も最も強固なものにしてるし、第三者の魔力を感知したら対処に切り替わる事ももちろんしてる。
だけどね、なのはの身体の状態の異常に素早く対処できる様にする事が第一優先してるんだよ」



「………」



「だからそれに付け込んだ。不可視魔法を構築して、極力魔力を抑えて、更になのはの魔力痕に似せて防御結界を融解したんだ。だからレイジングハートの反応が二秒遅れた。
でもそれだけで私には十分」


「そんな事!」



「出来るわけないよね?多分私ももう出来ないと思う。きっと今頃レイジングハートも解析終わってるし、私も二度と使う事は無いし、何よりこれってかなりの魔力を消費しちゃう。
魔力を抑えてるのに消費するって変だと思わない?執務官してて、私や、なのはや、はやてとかのそっくりさんで事件を起してれば矛先は私たちに来るし、犯人も逃げれるのにな、なんて考えた事あったけれど、誰かの魔力に似せる事を誰もしないのが不思議だったんだ。

そこら辺魔法学校で出来ないし、出来たとしても構築だけで、運用するには自信の魔力が瞬時に枯渇するから発動したと同時に発動者は地に落ちるってなのはも習ったでしょ?それ正解」


「それって…」




「そう、もう魔力、殆ど残ってない。バルディッシュからの魔力供給もないよ。
あっちはあっちで死に物狂いだからね。今なら直ぐに落とす事も出来るよ?なのはならどうする?
それでも私はなのはを捕まえたこの腕を死んでも放すことはしないけれど」


「そこまでしてなんでっ!ほっといてくれても…」


「なのはっ。拒絶されるのは解ってた。私が渡航してる時にする事も。
いや、海鳴に居る時からやってた事だって」


「いやっ!」


「このぬいぐるみだって知ってたんだよ、此処にあることもね。何も出来ない自分。弱い自分。
寂しい自分」



「いやだってばっ!」



「違うよね?そうじゃないよね?私が渡航に行く日に、何時も愚図るヴィヴィオにお仕事だからしょうがないね。って言い続けた自分。

今日もヴィヴィオを寝かしつけた?そしてもう子供じゃないんだから大丈夫だってヴィヴィオに呆れられた?」




「いやっ。いやだよっ。どうしてそんな意地悪言うのっ!」



私の腕の中で、もがくなのはの力がいっそう強くなり、震えも酷くなる…。
唇も切れているのだろう、口端から赤いものが一筋流れるのが見えた。傷つくのが見たくなくて、一瞬顔を背けようとし、瞬時に思いとどまる。此処で逃げちゃいけないんだと…。




「お仕事だからしょうがない。大丈夫。私は大丈夫だから。寂しい自分じゃなくて、寂しいって言えない自分が嫌なんでしょ?なのはは」



「――っつ。フェイトちゃん!」



「ねぇ、なのは。私はそんなに頼りないかな?なのはの事守れてない?きちんと愛してないかな?」


「ちがっ!」


「ならどうしてそうやって弱い部分を隠そうとするの?
私にそんなに打ち明けるの、嫌?私の事そんなに信用してない?」



「ちがっ!違うよ!フェイトちゃんはちゃんとわたしの事、愛してくれてるし、信用してるし、わたしもフェイトちゃんの事愛してるってちゃんとはっきり言えるものっ!」


「ならどうして?」



お腹に交差した腕を片手だけ外して、なのはの頭を優しく撫でる。肩口に顎を乗せて、耳元で優しく問いかけた。




震えていたなのはの身体が、ゆっくりとその震えを落ち着かせ、なのはは散々いやいやと振っていた頭を今度は思いっきり俯かせた。



「だって…。怖い…」

「何が怖いの…?」



「解んない…。只、怖いの…。こう言う対処法、解らない…。人に甘えるの、慣れてないから…。
フェイトちゃんに嫌われるとか、呆れられるとか…。それ以前にどうしたら良いか解んないの…」



「なら、今甘えてよ。甘えるの、凄く簡単」


「簡単?どうするの?」


「こっち向いて?それでね、名前を呼んで。それで、胸にすがり付いて、理由を泣き叫べばいいんだよ」




なのはを腕の中で反転させ強く抱きしめる。




「フェイトちゃん…」


「うん、なのは。寂しかったんでしょ?ちゃんと寂しいなら寂しいって話して。
そしたら、ちゃんと私が答えるから。ちゃんと向きあうから」



「フェイトちゃん…。わたし…。寂しかったの…さびし…かっ…た…んだぁ…」




綺麗な青い瞳が一度瞬きしたかと思うと、なのはは私の胸にすがりついて、大声で泣き始める。


その背中を優しくさすりながら、ふよふよとよたつく様に近寄ってくる二機に優しく微笑み返した。


関連記事

テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

コメントの投稿

非公開コメント

なうなう!
カレンダー(月別)
12 ≪│2019/01│≫ 02
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
プロフィール

温敦(おんとん)

Author:温敦(おんとん)
基本なのフェイなのすきー
SSは百合確立100%!無理な方は戻るボタンで戻ってーー

でも、素人かつ文才が無いので、SSは出来るのか不安・・・
リンクフリーです。一言頂ければ張り返しに伺いまっせ。

ポチると恥ずかしさの余り赤面します
最新記事
カテゴリー(選択したカテゴリーに飛びます)
リンク
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

FC2カウンター
日本語→英語自動翻訳【星条旗】
English English得袋.com
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。