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構築するもの  その後は?



今回途中でぶった切ってます!

長い長い~。フェイトさんとまらね~(ノД`)

そして、続くのであった…_ノ乙(、ン、)_



















「はい、フェイトちゃん。暖まるよ」



ソファーにボスっと身体を投げ出した私に、苦笑いしながらなのはは私好みのコーヒーを手渡す。
それを同じ様な表情で受け取ると、一口含むとホゥと息を吐き出した。




「ごめん、あんな大きい事いったくせして、結局はこうなっちゃって…」





頭を反らして天井を見上げるように力を抜いた私の隣が少し沈み込んだ感覚を感じながら、
右手で目頭を抑え身体のだるさを感じつつ、それでも、今は少しでも離れたくないと左手をその沈み込んだ空間に伸ばしてそれを引き寄せた。





「しょうがないよ。今、この場所で、すこぶる元気なのはわたしだけだもんね」





私の胸元で離れた場所で鎮座する二機の愛機を横目でみながら、なのははそう話した。
チラッと見た表情がなんだか嬉しそうに見える。





「流石のバルディッシュも私に体力を回復するまでの力が残ってないとか…。
まぁ、解ってたけれどね。でも、レイジングハートもだなんて、改めてなのはに手を出すのはどの任務よりも難しいって再確認ちゃったな」



「そんなに、難しいかな?」




声につられ下を振り向くと、フェイトちゃんになら直ぐだよ?なんて首をひねりながら疑問気な
なのはと目が合う。




「うん、難しい。実は10年以上かかってるの、知ってた?」



教えてあげようか?なんて苦笑するとなのはが、先ほどと違って驚いた表情で頷くのを見て、
事の経緯を説明する。






「ごめんね、皆知ってたの。ホントに。なのは、最初の頃、海鳴でも外でやってたでしょ?
それに何回か来たよね?私」


「あ、あぁ。そんな最初から?」



「なのは、誤魔化したと思ってたみたいだけどね。三回目か…。違った、四回目だね。
それからはなのは、家でやるようになっちゃって…」



「うん、これ以上誤魔化しきれないなって思ったから…。だってフェイトちゃん納得してるような表情を作ってたんだもん。
あ~。これは何か考えてるなぁって。フェイトちゃんの事だから、自分が原因って落ち込んだら困るって思って」





「うん、だから。ごめんね。本当に最初からなんだよ。なのはがそう考えるのも解ってた。
だからそれに甘えて知らない振りして、10年あまり。特訓した。だってレイジングハートが教えてくれなかったんだから」


「え?」



「説得と、なのはの魔法資質の分析と訓練となのはの起こる周期とか…。まぁ、その他色々。
平行して10年以上かかって…。ある程度分析とか出来るようになって。タイミングも何となく把握はしたんだけれども…。最後までレイジングハートの説得は無理でした」



「そんなに…」



「そんなに。最初の一回目で、兎のぬいぐるみ。ちらっと見えちゃったんだよね。それで、なのは隠したから、言いたくないんだろうなって思って。
色々と頭、ぐるぐるしたんだけれども、どうにもいかなくて、気持ちが落ち着いてくれなくて、
何で私って何も出来ないんだろうって。何時もなのはに甘えてばかりで、助けてもらってばかりで…」




「そんなっ。違うよ!」




「うん、なのは。解ってる。だから落ち着いて聞いてね。ちょっと長くなるから」






顔を上げようとしたなのはの頭を後ろから少し軽めに押さえそのまま私の胸元に預けると、
抵抗もせずうんと軽く返事をした。







「私はね、ワガママで、弱くて。皆からあんな事があったから甘え方が解らないからしょうがないね。なんて。
少しでも良いから言いたい事言いなさい。皆助けてくれるからって。リンディかぁさんやクロノ達にも優しくしてもらって。なのはに助けてもらって。私はね、恵まれてたんだよ、なのは。

ほんの少し、感情を出しさえすれば、皆の方が気付いてくれてた。だから、自分の中で分別して、使い分ければよかっただけ。本当に誰にも言いたくないことは気付かせなければいいだけ」




「でもね、言い換えれば、気付いて欲しいことは出してたって事。本当に、誰にも、言いたくない事。
これは、なのは。君だけが気付いてた。ね、わがままでしょ」




「え?わがままって…。それのどこが?」





「それを幼少から知ってたの。それなら私にとって、なのはは本来苦手な存在であるべきでしょ?
知られたくない事。言いたくない事。気付いてしまう人って。

それに、なのはって気付いて、そっとしてくれる人ではなかったし。普通の人ならそんな人が傍にいたら、少し距離をおきたいって思うよね?
私はそうしなかった。逆になのはを欲しがったんだ。私のトラウマや、ストレスや、寂しさ。

そんな色々な負の感情をなのはに癒してもらいたい。解って欲しい。私の全てをなのはに見てもらいたいって。楽だよね?言いたくない事。言うのも大変なのに、相手から言わされちゃう。
言った後で、放り投げられるんじゃなくて、最後まで責任もって向き合ってくれるのが解ってるんだ。こんなの、手放したくない」




「それは、わたしがやりたくてやってただけで…」




「それでもだよ。最初見たあと、こんな感じで頭ぐるぐるしちゃって…。それじゃあ、なのはは?

なのはは誰に言えば良いの?なのはは誰と向き合えば良いの?なのはは言える人が居ないのに、私だけなのはに言わされちゃってなんて…。


それなら私が離れればなのはの負担にならなくてすむんじゃないかって結論が出たんだけど、どうしても、どうしても、心が動いてくれなくて、頭では解ってるけれど、心がなのはと離れてくれなくて…。
だから、私がやってみようって。なのはの心の負を私に預けてくれるか試してみようって」



「フェイトちゃん…」



「だけど、なのはって絶対自分から言わないって解ってたから、現場を押さえたいって。
だから、もう二回目の時。あの時実はアタックしてたんだよ」



「アタック?」



「そう、今日みたいにぬいぐるみを隠す時間を取らせない事。なのはの、今日の表情を隠す前になのはを抱きしめる事。それが出来ればなのはは話してくれる。あの時はそう思っていたんだ」


「思っていた?」




「子供うえの無責任、無計画さだよね。色々試したけれど、レイジングハートに防御されちゃって…。なのはに魔力気付かれちゃって…。私も何気なく立ち寄った感じで受け答えしてたけれど、四回目でなのは。家に篭っちゃった。それで、今度はレイジングハートに直接直談判。最終的には士郎さん、桃子さんと」


「え?お母さん達にも??」


「詳しくは聞いてないよ。これもあっちに居る頃の事だったし。只ね、レイジングハートに一喝されちゃってね。
諦めない私に現場を押さえてどうするのか?押さえたからってなのはが言うと決まっているのか?未来はそう簡単に貴女の都合の言い様に出来ているのか?私のマスターはそんなに簡単なのか?
その時にマスターにかける言葉はマスターにとって本当に良い言葉なのかってね」


「ちょ。レイジングハートに叱られちゃったの!?」



「うん、そう。あれほど饒舌なレイジングハートは後にも先にもこれだけ。私、何も言えなくなって、でも、答えはまだ見つからないけれど、見つけるまでは諦めないって一方的に約束しちゃったんだ」


「約束?それで、レイジングハートはなんて?」



「できるものならって。なのはが一人になりたいと希望しているのなら、私はそれに答えるだけですからって…。
それで、完全に決別。だからそこからはバルディッシュと試行錯誤。
レイジングハートの助けは貰えられないって解ってたし、ぬいぐるみに何の意味があるかわからなかったし」


「それで、お父さんとお母さん…」



「うん、ぬいぐるみ。それとなくね。昔入院してたって事なのはに聞いてたから、その時になのはが大事にしてた物だって事だけ。だけど、二人ともさすが親だなぁって。ちゃんと、なのはの事見てくれてるよ」




「………」




「あの時はね、これだけだったんだけど、ちゃんとね。今回、二人に話に言ったんだよ。
ようやく出来そうですって。そしたらね、壊してくれって」



「壊す?何を?」



「なのはの防御。心の防御を壊してくれって。フェイトちゃんだけが頼りですって、頭下げられた」


「なのはは、自分の事は何時も一番最後だからって。本当は構って欲しい、撫でて欲しい、買って欲しい、遊んで欲しい。助けて欲しい。そう言う感情をあの頃に封印させてしまったって。
本当は私たちがしなければいけないのだけれども、そうする前になのははもっと大事な人に出会ってしまったから…。
その大事な人がそこら辺にいる野郎なら、全力で奪いに行くけれど、それが私だったから、今まで何もせずに見守っていたんだって。なのはにとっては申し訳ないけれどもって」




「お父さん…。お母さん…」





だから…と、いつの間にか胸元にしがみ付いているなのはの背中を優しくさすり続ける。




「今日も本当は、最後までどうしようか迷ってた。士郎さんに啖呵切ったのになって思いながら、クローゼット探って、そしたら決定打見つけて。それで、決めた」


「決定打?」



「うん。持って行ったのがぬいぐるみだけだったら、行かなかったかも。ねぇ、なのは。うぬぼれてもいいかな?」




「もって行ったの?……あっ」



なのはをヒョイと持ち上げ、私の膝の上にまたがらせると。両手で私のシャツを握り締めながら、首をかしげていたなのはは、何かに気付いたように顔を赤くしてしまう。





「あ~。持って行ったのって…フェイトちゃんの…そうだね。うん、寒かったから…かな?」




もって行ったのが何かに気がついたようだった。



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