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こんな子なら…シリーズ化2

こんなこなら→→→此処をクリックだ~ヽ(゚∀゚)ノ




はまっています。なのは貞子。
マジこんな子なら、温敦欲しいです。
なのはさんはフェイトさんのなので、温敦はなのは貞子を頂きます(`Д´)ゞ















「あ~。風邪引いたかも…」


バイト途中からだるくなった身体を引き摺り、動きの悪い玄関を残った力でよいしょと声をかけるとガラガラガラと今では余り聞かなくなった音が後に残る。




2LDK、バストイレ別。(お風呂場だけは無駄に広い)家賃4万円の私の城。




間取りと家賃だけ聞くと皆一様に羨ましがるんだけど、誘った事も無いし、
泊まっていく?なんて口が裂けても言えない。だって断わるのが目に見えてるから。



雨が降ったら鍋とバケツが10個以上必要になるし、全体的に建て付けが悪い物だから隙間風が凄くて夏はクーラー要らず。冬は凍死寸前とかになる築60年の一軒家。



そんな所にどんな単位がかかっている試験勉強の徹夜でも集まる友人なんて居ないし。


まぁ。集めるだけの友人も居ないし…。集めようとは思わないし。


とにかく、来訪者なんてゼロに等しい我が家に住み着いている奇特な人?がいる。


ほら、奥からズルッ、ズルッと新婚家庭には程遠い本人にとっては駆け寄ってるつもりの足音が聞こえてきた…


あっ、新婚家庭じゃないんだけどね。






「あ~。ただいま…。今日は出てきてたんだ…」



コクッ。コクッ。



顔も見ないまま、億劫そうに扉を閉めながら聞く私のYシャツの裾が引っ張られる感触を感じて振り向けば、頭を二回ほど頷き。




「フェイトちゃん…。調子…悪い…?」



とそれは答えた。







彼女の名前は高町なのは。ひょんな事から呪うぞ~と我が家にやってきた幽霊?
それなのに、こうやって私が家に置いとくのは、呪う所か、料理や洗濯なんて家の事手伝ってくれるからなんだけど…。


TV…、じゃないか。彼女、DVDを媒介にしてTVの画面から出てくるんだけど、我が家のTVはいささか彼女には画面が小さすぎて一人では中々出られなかったはず。


と首をかしげている私を引っ張り彼女はリビングへ






「あの…ね…。作ったの…。昨日、フェイトちゃん寝てる時に咳、してたから…」





テーブルに乗ってたのは金柑の甘露煮と大根としょうがの味噌汁。



「あれ?食材、何も無かったはずだけど?給料前だし」


「だい…じょう…ぶ。今までも食材、お願いした事なかったでしょ」


「あっ。ごめん。うっかりしてた。お金払うよ!幾らかかったかな?あ、ちょっと待って。
今、手持ちが少ししかなくって!今までの分は払えそうもないけど、今日の分な……」


慌ててポケットからサイフを出そうと手を突っ込みながら早口で喋るのをクイッ、クイッと再度シャツの引っ張られる感触で遮られる。彼女の癖みたいだ。

大丈夫との声と共に指された指を追いかければそこは画面の中。





「テレビ?」

「違う…」



「ん?違うの?」

「家…」



「家?……。あっ、そうか。君が出てこれるって事は他のも出せるって事ね。
家に材料があるんだ。家って農家?」




「違う…。あそこ…」




指差された所を凝らしてみれば一つの古ぼけた井戸が見え、





「井戸?君って……。井戸に住んでるの?」



ビックリして問いかけると彼女は途端に顔を赤くして俯いた。




幽霊でも恥ずかしがる事あるんだ…なんてマジマジと観察すると、白いワンピースの裾が泥だらけで、流石に手は洗ったのか綺麗だけどオマケに腕もあちこちに泥が付いてるし、
虫刺されかな?所々膨らんでいるのが見える。



「蚊に刺されてるみたいだね。痒い?薬とってこようか?」

「大丈夫。痒くないから…。少し痛いだけ…」




私の声に気が付いたのか、慌てて顔を上げ、腕を軽く擦る彼女。




「痛い?蚊じゃないの?」


「うん。蜂だから…。薬草塗ったから大丈夫…」

「蜂!?なんで………はっ!」




甘露煮!慌てて台所に行くと、泥だらけの大根の切れ端とか、見たことも無いガーゼハンカチに濾過されている蜂蜜の巣の切れ端みたいな物とか生姜の塊とか…。
途中で見つけたのか真っ黒な蓮根。蓮根ってこんな長いの!?




「今まで、取ってきてたのか…」




スタスタと足早にお風呂場へ行き、無言でお風呂場の掃除をしながらお湯を慌てて沸かす。



えっと、タオルと、ワンピースなんてないしなぁ~。あ~、使い古しのワイシャツがあったな。
彼女の身長なら太腿位まで隠れると思うし…。下着は…。確か新しいのがあったから大丈夫か…。


なんて寝室の箪笥をごそごそを漁ってると、クイッ、クイッっとお馴染みの癖。





「怒っ…て…る?」







なんて頷く彼女に、











「風呂。今日は泊っていって」












桶で湯水を流す音をBGMに大根汁を一気に喉に流すと、甘露煮を一口。
リビングのソファーに深く腰掛けながら、初めて言った台詞に私は頭を抱えてしまっていた。



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