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こんな子なら…シリーズ化4

こんなこなら→→→此処をクリックだ~ヽ(゚∀゚)ノ




なのは貞子。
これ、新しくカテゴリー作った方が良いのかな?

暫く続きそうです|ω・`)


















「フェイトちゃん。この後ひまか?ひまなら駅前にな?」

「あ、ごめんはやて。これからかてきょなんだ。その後は何時もの居酒屋。今日給料日だから休めないよ」

「なんや、相変わらず忙しいんやね~」

「だって生活もかかってるし、洋服も買ってあげれてないし…」

「なんや~。まだ居るん?早よう捨てればええやんか~そんなDVD。ゼミの手伝いも決まって、更に忙しくなったんって地味~な呪いが効いてんのとちゃうん?」


「やっぱそう思う?でも本人はそこまで効力は無いって言ってたけど…。せいぜい小指を机の角にぶつける位だって…」

「そんな呪いも嫌やわ…。地味に痛いやん」


「うん。でもね、これでも結構感謝してるんだ。彼女、洗濯したり、ご飯作ってくれたり…。
家事手伝ってくれるから。ちょっと癖はあるけどね」

「癖?」

「うん、長い間一人ぼっちだったみたいで、話好きなんだよね。寂しかったんじゃないかな?
でも、ほら、私も忙しいでしょ?だから中々…。……あっ」

「ん?」


「そうだ、はやて。暇でしょ?暇だよね?私を誘おうとしてたもんね。お願いがあるんだけど…」





そんな経緯があって、私は一個の鍵を受け取った。








~~~~~~~~~~~~~








「おじゃま…しま…っせ」



幽霊がいると言うフェイトちゃんの部屋へ恐る恐るお邪魔した。
何かが居ると聞くとそれなりの覚悟はしてきたんやけど、なんや、いたって何時ものフェイトちゃんの家の雰囲気。
まぁ、ボロ屋らしく元々ボロ屋なもんは付いて回るけど、それでも何かが居るって感じでも無いな。




「えっと…。たしかDVDが動いたら、一時間以上は見るなって言っとったかな…」



先月頃か…。フェイトちゃんが家に可愛らしい幽霊が居るんだ。
なんて見たことも無い笑顔で話してたんのをソファーに座りながら思い出してみた。








………



……









「それで?此処はどうやって来たの?」

「えっと…。来たとかじゃなくて…。居たの…」

「居た?元々此処にって事?」


コクッ。



湯気が立ち上げている二つのカップと砂糖とミルクをテーブルに置き、自分のコーヒーを取りに流し台へ戻る。
一口すすりながら振り向くと、恐る恐る口を付けて途端にしかめっ面をしている彼女が目に入った。



幽霊が恐れる物が有るんだなと思わず笑みがこぼれる。





「初めて飲むよね?やっぱり」

「にがっ…。これ、何?」



「なのはが今飲んでるのはね、コーヒーって言うんだ」

「コーヒ?」

「コーヒーね。それで、これが紅茶」


コーヒー。紅茶。コーヒー。紅茶。と指差しながらブツブツと記憶しようとしているその姿に、
やっぱり可愛いなと再認識したりなんかして…。




「美味しく…ないよ?」


その姿をボーっと見ていると、お決まりのクイックイッっと洋服が引っ張られる感覚で引き戻され、顔を捻りながら上目遣いでそう言われた。



「あっ…。ごめんね。これはストレートって言ってね。そのままの豆…。えっと、材料の味なんだ。これにね、自分で好みに味付けするの。この砂糖とミルクでね」

「味付け?」


「そう、味付け。好きなようにやってごらん?」

「……良いの?」


「いいよ。コーヒーも、紅茶も沢山あるからね。失敗しても良いから自分の好きな味を試してね。
後で入れ方も教えてあげる」


「うん!」




怒られると思ったのか、最初はオドオドと話していた彼女も、好きにして良いなんて言われたもんだからか、太陽のように笑ったかと思うと、一生懸命コーヒーや紅茶に少しずつ砂糖を入れていく。
やっぱり料理は出来るからか、最初からドボドボと入れるような無茶はしないらしい。



回りも見ずに一心不乱って言葉がぴったり来るような熱心さで…。
まぁ、その方が私にとっても好都合。





「で?話し戻すけど、呪いって?」

「うん、見たらね、死ぬの。本当はね…」

「え?死ぬの?私は死んでないけど?」



「うん、元々はビデオだったんだ…。えっとでーぶいでー?だっけ?わたしの時代にそれは無かったから…」

「DVDね。でも、これに入ってるよね?」




飲んで入れて飲んでは入れて。しかめっ面もどんどんと薄くなっていきながら私の質問に答えていく。
きっと味付けに夢中で大事な話してるって解ってないのだろうな。




「うん、フェイトちゃん最初はビデオデッキ持ってたでしょ?だから安心してたんだけど…。
何処からか拾ったって来たから焦っちゃって…」

「うん。それで?」


「新しくそのでーぶいでーの媒体の一枚に入り込んだんだけど…。ビデオテープより録画時間が長く入るんだねあれって。焦って、わたし調整できなくって…」

「調整?そういえば呪うってどうやってやるの?」


「本来はね、始まって五分位で井戸が映って、そこから出てくるわたしと目が合うか、テレビから出てくるわたしと目が合うか…。網膜から呪いが伝染するの」

「本来って…。今は違うの?」


「ううん、同じ。井戸が出てきてそこから這い上がってるわたしと目が合えば良いの。
只そこまで行くまでに一時間以上も再生しなくちゃ行けないんだけどね…」

「それと…」

「それと?」



「多分、媒体に移る時に、ノイズが入ったのかも?原因は良くわかんないんだけど…。
直に視線を合わせても呪えなくなっちゃって…」

「呪えない?そうなの?」

「うん、多分…」

「多分なの?」




「だって、フェイトちゃん死なないんだもん。もう何回も出てきたわたしと目があってるでしょ?
ちっさい不幸は効力あるみたいだけどね。サイフ落としたりとか、やけどしたりとか、小指ぶつけたりとか…。

でもそれだけ。事故も無ければ病気も無いし、苦しむ事もないでしょ?もう何ヶ月も元気にしてる。
まだ、フェイトちゃん、映像越しにわたしと目があって無いからもう一つは試してないけど」


「え?あってるよね?さっき探した時も映像越しに目が合ったと思ったけど?」


「あれは違うの。必ず、井戸から這い上がった時じゃないと効果ないの。色々と制約があるんだ…」


「ふ~ん。幽霊も大変だね」

「そう。大変なんだ~。長い間空き家だったんだよね…。此処って。
それで、ずっと一人で何時来るかな~何時来るかな~って楽しみにしててね。
やっと来た!って思ったら、デッキが替わっちゃうし、フェイトちゃん見てくれないしで、自分でポストまで入っちゃってね」




うん、出来た~!わたしの味!飲んでみて、飲んでみて。
なんてクイックイッってしている彼女の頭を微笑みながら撫でてみた。






………




……









幽霊にしちゃあ素直すぎて、あれじゃあ彼女はこの世で生き辛いよね?
って苦笑いしてたフェイトちゃんのあの顔は完全に恋に落ちてんねん、自分では自覚して無いみたいやけど…。

幽霊が居るんて断言した家に一人で来るなんて物好きはそうおらんで?幾らフェイトちゃんの頼みでも中々来なへんねん。私が来た理由は只一つ。なんや、デッキが動いたな…。


ほな、全然落ちないフェイトちゃんを落としたその幽霊ちゅーのの顔を拝んでみるとしよか?




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ジャンル : 小説・文学

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でも、素人かつ文才が無いので、SSは出来るのか不安・・・
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